2006年3月アーカイブ

国際陸連(IAAF)は、08年北京五輪の男女マラソン出場資格について5大都市マラソン(ベルリン、シカゴ、ニューヨーク、ボストン、ロンドン)の結果を優遇する方針であるようだ。
国際陸連(IAAF)のディアク会長によると、「従来のタイムによる参加標準記録に加え、5レースの上位20選手にはタイムに関係なく標準記録突破と同等の権利を与える」ということらしい。

高橋尚子選手(ファイテン)が高地合宿地のアメリカのコロラド州ボールダーに向けて出発した。4月20日まで滞在し約1ヶ月間のあいだ走り込みと現地の新居の引越しの支度をする。早ければ大阪の世界選手権の選考会となる8月の北海道マラソンの参戦もありえるが、まずはトレーニングの手ごたえを見てからの決断となるようだ。

12月にドーハで行われるアジア大会のマラソンに参加する男女各2名の選手が選出された。男子は昨年の世界選手権代表の入船敏選手(カネボウ)、びわ湖毎日3位の大崎悟史選手(NTT西日本)、女子は1999年世界選手権8位の小幡佳代子選手(アコム)、大阪国際3位の嶋原清子選手(資生堂)。
選考は対象となった大会の日本人上位3人までをめどにして、出場の意思確認を行った。昨年11月の東京国際女子で優勝した高橋尚子(ファイテン)や、名古屋国際女子を制した弘山晴美(資生堂)等の選手は出場を辞退した。

高橋尚子選手(ファイテン)は、アジア大会の選考を辞退すると発表した。高橋選手は東京国際女子マラソンで優勝しているため選考の対象となっていたが、13日の日本陸連の理事会での協議を前に、来年の世界選手権の選考レースとの兼ね合いから辞退したものと思われる。
また、この日行われた名古屋国際女子マラソン優勝の弘山晴美選手(資生堂)も辞退する見込み。

<女子>
 優勝 野口みずき(シスメックス)  1:08:49
 2位  中村友梨香(天満屋)  1:10:03
 3位  吉田真由美(スズキ)  1:10:07
 4位  石井智子(京セラ)  1:10:10
 5位  長尾育子(積水科学)  1:10:20
 6位  斎藤由貴(第一生命)  1:10:28
 7位  小川美智子(京セラ)  1:10:35
 8位  山岸万里恵(天満屋)  1:10:38
<男子>
 優勝 下里和義(日産自動車)  1:02:00
 2位  家谷和男(山陽特殊鉄鋼)  1:02:00
 3位  J.カーニー(トヨタ自動車)  1:02:00
 4位  太田崇(コニカミノルタ)  1:02:00
 5位  田中雄規(コマツ電子金属)  1:02:01
 6位  西村哲生(YKK)  1:02:02
 7位  尾方剛(中国電力)  1:02:04
 8位  梅木蔵雄(中国電力)  1:02:09

名古屋国際女子マラソン(瑞穂競技場発着)は、弘山晴美選手(資生堂・37歳)が2時間23分26秒で10回目のレースで初優勝を飾った。2位は渋井陽子選手(三井住友海上)で2時間23分58秒、3位は堀江知佳選手(アルゼAC)で2時間28分01秒。
レースは序盤から渋井陽子選手が飛び出し1km3分20秒前後のタイムを刻み後続との距離を開けた。7km付近でいったん集団に吸収されたが再び徐々に引き離していき単独走行となり、一時は2位の弘山選手に1分近くの差をつけていた。終盤スピードの落ち始めた渋井選手を弘山選手が追い上げ残り1kmの地点で逆転をしゴールした。
(スタート時の気象条件=雨、気温10.5度、湿度81%、北北東の風1.8m)

 優勝  弘山晴美(資生堂)  2:23:26
 2位  渋井陽子(三井住友海上)  2:23:58
 3位  堀江知佳(アルゼAC)  2:28:01
 4位  アリナ・テクツァ・ゲラシム(ルーマニア)  2:29:30
 5位  町田祐子(日本ケミコン)  
 6位  橋本康子(セガサミー)  2:29:53
 7位  林明佑美(十八銀行)  2:29:59
 8位  大南博美(トヨタ車体)  2:30:23

世界陸上大阪大会に向けた有識者会議が行われ、同大会男女マラソンメダル獲得選手全員に北京五輪出場権を与えるというプランが挙がった。現状では日本人最上位のメダリストに北京五輪参加枠が与えられるが、開催期間が夏ということと、参加者に強豪選手が予想されることから、国内有力選手が他の選考会に分散しせしまうことが予想される。但し、メダリスト全員ということになれば、話は異なってくる。また、同大会で、多数のメダル獲得者が出てしまった場合、その時点で選考終了という事態もありえる。まだ議論の段階であるし、選手にとっては選択の余地が狭められることにもなるが、実現すれば見る方としては楽しみな大会となりそうだ。

女子一般6kmは、福士加代子選手(ワコール)が19分38秒で優勝した。2位は33秒差で尾崎好美選手(第一生命)、3位はルース ワンジル選手(日立)が入った。またキャサリン ヌデレバ選手 (ケニア)は6位だった。
男子一般10kmでは、30分27秒で徳本一善選手(日清食品)が優勝をした。

<シニア女子6km>
 優勝 福士 加代子(ワコール)  19:38
 2位  尾崎 好美(第一生命)  20:11
 3位  ルース ワンジル(日立)  20:13
 4位  大島 めぐみ(しまむら)  20:14
 5位  杉原 加代(パナソニック)  20:14
 6位  キャサリン ヌデレバ(ケニア)  20:24
 7位  ムレイシイ ミリイ ワンガリ(デンソー)  20:24
 8位  佐藤 由美(資生堂)  20:28

<シニア男子6km>
 優勝 徳本 一善(日清食品)  30:27
 2位  ミカ ジェル(仙台育英高校)  30:29
 3位  竹澤 健介(早稲田大学)  30:33
 4位  伊達 秀晃(東海大学)  30:33
 5位  今井 正人(順天堂大学)  30:33
 6位  佐藤 悠基(東海大学)  30:35
 7位  永田 宏一郎(鹿児島陸協)  30:38
 8位  飛松 誠(安川電機)  30:41

第61回びわ湖毎日マラソン大会は、ホセ・リオス選手(スペイン)が2時間9分15秒で、2年ぶり2度目の優勝をした。2位には30kmで世界記録を持つ松宮隆行選手(コニカミノルタ)が2時間10分20秒が入った。3位は大崎悟史選手(NTT西日本)が2時間10分49秒。
 レースは終盤、ホセ・リオス選手と松宮選手の一騎打ちとなったが38km付近でホセ・リオス選手がスパートをかけると、松宮選手がついていけずそのままの順位でゴールした。
今大会はアジア大会(カタール・ドーハ)の代表選手選考会を兼ねており、先に行われた福岡国際マラソン、東京国際マラソンの上位者、今大会の上位入賞者が選考の対象となる。選考枠は2名。アジア大会で優勝をすれば、2007年世界選手権(大阪)の代表に内定する。代表候補としては、福岡国際3位の藤田敦史選手(富士通)、東京国際で2位の高岡寿成選手(カネボウ)、4位の入船敏選手(カネボウ)、今大会2位の松宮隆行選手と3位の大崎悟史選手が挙がる。尚、同時期に別途世界選手権の選考レースが設けられているため、アジア大会の代表に選考されても本人に参加の意思確認を取るとしている。
(スタート時の気象=天候晴れ、気温12.0度、湿度52%、南南西の風1.3m)

 優勝 ホセ・リオス(スペイン)  2:09:15
 2位  松宮 隆行(コニカミノルタ)  2:10:20
 3位  大崎 悟史(NTT西日本)  2:10:49
 4位  レオニド・シュベツォフ(ロシア)  2:10:59
 5位  パブロ・オルメド(メキシコ)  2:11:59
 6位  小島 宗幸(旭化成)  2:12:28
 7位  清水 将也(旭化成)  2:12:31
 8位  福岡 耕一郎(三菱重工長崎)  2:14:00

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